日本語の本「眉山(びざん)」「遥かなるクリスマス」さだまさし

眉山

眉山

会社のお友達から借りて読みました。
表紙が非常に美しいです。
短編集だった「解夏(げげ)」と違って、
長編でひとつのお話になっています。
東京で働く咲子という女性が、徳島に住む母親を見舞い、
自分のこと、母親のこと、父親のことなど、
いろいろなことがわかってくるというお話です。
死と向き合うと言うこと、
まちがっていることをはっきりと口にする強さ、
自信をもってまっすぐに生きていくことについて
考えさせられました。
この母親がすばらしい人です。
70才ですが、輝いています。
ちょっとうるうるしてしまいました。
いいお話でした。
私も徳島で阿波踊りを踊ったことがありますが、
やはり地元の人でないとわからない思いってありますね。


遙かなるクリスマス

遙かなるクリスマス

この本は、さだまさしさんの「遙かなるクリスマス」という曲の
歌詞にきれいな写真を載せた写真集のような絵本のような本です。
軽い気持ちで読み始めたのですが、
読み終わる頃には思いっきり泣いていました。
遠くの国でたくさんの人が苦しんでいる、
でも私は自分の周りの小さな幸せを祈っています。
何もできないとあきらめている私に、
さださんは、まっすぐに不平等感や矛盾について語りかけます。
世界中の誰もが自分の大切な人を守りたいと思っています。
くもってゆがんでしまっている私の心にまっすぐにつきささりました。