今年62本目の映画「カラフル」


監督: 原恵一河童のクゥと夏休み
原作: 森絵都
脚本: 丸尾みほ
声の出演:冨澤風斗、宮崎あおい南明奈、まいける、入江甚儀中尾明慶
藤原啓治麻生久美子高橋克実
製作国: 2010年日本映画
上映時間: 127分
視聴状態:映画館
公式サイト

http://colorful-movie.jp/index.html

screenshot
★★★★☆(星4つ、星5つが満点)

(物語)
死んでしまった「僕」は、
プラプラという少年に会い、
もう一度下界で人生をやり直すチャンスをもらえることになった。
それは「小林真」という少年の体の中に入り、
「僕」の罪を思い出すこと。
1度死んでしまった「僕」は、過去の自分が誰だったのか、
何をしたのか、まったく記憶がなかった。
もう一度人生をやり直す修行は、
「小林真」という少年を知れば知るほど、
やる気がなくなるのだったが・・・・。


(感想)
原作は、未読です。
すでに原作を読んでいる中学生の娘に、
「きつい、重い話だよ」と聞いて、
心して見に行きました。
私自身、中学生の時は精神的に非常にきつく、
つらかったことを思い出しました。
家族で食事をするシーンが多く、
それがまたお話のポイントになっていくのですが、
原恵一監督の丁寧な描写がすばらしかったです。
有名な俳優さんや女優さんが声を担当されると、
その方の声だと言うことを意識してしまうことが多いのですが、
宮崎あおいさんに関しては彼女だと意識することなく、
最初から最後まで映画を見ていました。
さすがの演技力。
「カラフル」というタイトルの意味がわかったときに、
心に染みました。