今年37本目「月に囚われた男」


原題: Moon
監督・原案: ダンカン・ジョーンズ
出演:サム・ロックウェルケビン・スペイシー(声)
製作国: 2009年イギリス映画
上映時間: 97分
視聴状態:映画館
公式サイト
http://moon-otoko.jp/


screenshot

★★★☆☆(星3つ、星5つが満点)


(物語)
サムは、3年間の契約でたった一人、月の裏側の基地に赴任していた。
月の燃料を回収し、地球へ送る仕事は単調で、
家族のいる地球に帰ることだけを希望にして日々を過ごしている。
あと2週間で赴任が終わり地球に戻れるというある日、
サムは・・・。
SFスリラー。


(感想)
低予算で作られた映画だということでしたが、
見ていて違和感はありませんでした。
サムはたった一人で月に赴任しているため、
出演者は、ほぼサム・ロックウェルひとり。
孤独な月での生活と、次第に明かされるナゾを
彼の演技力でみごとに見せきっています。
人工知能を持つコンピュータのダーティーとのやりとりを見ていると、
つい「2001年宇宙の旅」のHALを思い浮かべてしまいました。
ナゾについては、容易に予想できるのですが、
ラストの落としどころは、予想外でなかなかおもしろかったです。
SF好きには、抵抗なく受け入れられる内容だと思うのですが、
あまりなじみがない人は、どうしてそうなるのか、わからないというシーンも
あるようです。