今年33本目「プレシャス」


監督: リー・ダニエルズ
出演:ガボリー・シディベ、モニーク、マライア・キャリー、レニー・クラビッツ、ポーラ・パットン
製作国: 2009年アメリカ映画
上映時間: 109分
視聴状態:映画館
公式サイト
http://www.precious-movie.net/


screenshot

★★★★☆(星4つ、星5つが満点)

(物語)
プレシャスは16歳の少女。
将来を夢見るところは、普通の少女と同じ。
でも彼女は、父親に乱暴され妊娠していて、
前にも父親に乱暴され出産したことがある。
母親にはフライパンで殴られて虐待され、
勉強など無駄だからするなと言われ、読み書きもできない。
そんな彼女がフリースクールで読み書きを覚え、
力強く生きていく姿を描く。
第82回アカデミー賞助演女優賞(モニーク)、脚色賞受賞作品。


(感想)
アカデミー賞でたくさんの賞にノミネートされていたので、
見たかった作品です。
プレシャスの境遇は思ったよりも悲惨で、
見ているとあまりにも気の毒でした。
でも彼女はつらい目にあったときには、
自分が素敵な服を着て舞台に立ち、注目を浴びたスターになっている所を
想像します。
そうやって懸命に生きていく人生。
彼女の強さに励まされました。
ちょっとくらいつらいことがあっても、
がんばって乗り越えていこうという勇気をもらいました。
マライヤ・キャリーがノーメークで出演していたことを
見終わった後で知り、びっくり。
母親役のモニークも助演女優賞受賞が納得の演技でした。