今年34本目「夜のピクニック」
監督:長澤雅彦
出演:多部未華子、石田卓也、郭智博、西原亜希、貫地谷しほり、柄本佑、加藤ローサ
池松壮亮、嶋田久作、田山涼成、南果歩
上映時間: 96分
2006年 日本映画
視聴状態:レンタルDVD
★★★★☆(星4つ、星5つが満点)
(物語)
北高校では、毎年恒例の「歩行祭」が開かれている。
1,000人の全校生徒が、
一昼夜、朝も夜も24時間、80キロを歩き通す「歩行祭」。
貴子は、この歩行祭であることをしようと、
自分だけで秘密のかけをしていた。
親友にも言えない秘密。
80キロを歩くことで何かが変わるのだろうか。
疑問や思いを抱きつつ、ひたすら歩く・・・。
(感想)
恩田陸さんの原作は未読です。
私の通っていた高校にも「競歩大会」があり、
30キロくらいだったか、距離を忘れてしまったのですが、
朝から午後までひたすら歩く行事がありました。
30キロくらいだと運動部の人たちは最初から最後まで
猛ダッシュで走りつづけ、
私のような体力のない生徒は、よろよろと何時間も歩いてゴールします。
それゆえドラマもあんまりなかった気がします。
24時間歩き続けるとなると話は別で、
途中に食事タイムや休憩、仮眠などがあり、
全校生徒が一堂に会する機会が多く、いろいろなドラマや思いがありそうです。
この映画は生徒がスタートからゴールまで歩き続けることを描いた作品で、
何が起こるわけではないのですが、
いろいろとなつかしいことを思い出して、
胸が熱くなりました。
劇的に何かが変わるわけではないけれど、
ちょっぴり何かが変わる。
きっと「歩行祭」は忘れられない経験になることだろうと思いました。