今年23本目「時をかける少女」


監督: 谷口正晃
原作: 筒井康隆
脚本: 菅野友恵
出演:仲里依紗中尾明慶、安田成美、青木崇高石橋杏奈
製作国: 2010年日本映画
上映時間: 2時間2分
視聴状態:映画館
公式サイト
http://tokikake.jp/indexp.html

screenshot

★★★★☆(星4つ、星5つが満点)


(物語)
女子高生の芳山あかりは、
交通事故にあった母、芳山和子のため、
タイムリープする。
原作「時をかける少女」の主人公、芳山和子の娘のあかりが、
過去の世界を走る。


(感想)
時をかける少女」は、私のタイムトラベル小説好きの原点となっている作品です。
前作の映画へのオマージュがちりばめられた、この映画は、
思い入れのある人にはたまらない映像がいっぱいです。
仲 里依紗(なか・りいさ)さんのはじけるような魅力は、
スクリーンに焼き付いて永遠になるでしょう。
前作の原田知世ちゃんのように。
映画館は女子中学生、高校生でいっぱいでしたが、
泣いていたのは私だけでした。
割とみんなケロッとしていて、
深町一夫がでてくると、隣の女子高校生は「キモ!(きもちわるい)」を連発。
やっぱり思い入れがあるかないかで、
感覚が大きく違います。
私は自分の学生生活にリンクしてしまい、
何でもないシーンで涙が出ました。
とてもせつない、記憶に刻まれるラストでした。
中学生の娘は「もっと過去と未来を行ったり来たりする話が好きだ」と
言っていましたが、
主人公のカバンはどうして一緒にタイムトラベルしたのか、
アリとサクランボの関係についてなど、
時間旅行のことについて論議しながら家に帰りました。
いろいろ細かいところを言い始めればたくさんありますが、気にしない!
この映画が見られて幸せです。