今年９本目「Dr.パルナサスの鏡」

原題：The Imaginarium of Doctor Parnassus
監督：テリー・ギリアム「未来世紀ブラジル」「１２モンキーズ」「フィッシャー・キング」
出演：ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ
コリン・ファレル
製作国：2009年イギリス・カナダ合作映画
上映時間：2時間4分
視聴状態：映画館
公式サイト
http://www.parnassus.jp/index.html

★★★★☆（星４つ、星５つが満点）

(物語）
Dr.パルナサスは、一座を率いて旅をしていたが、
ある秘密があった。
ある夜に死にかけている男性を助けるのだが。
イマジネーションあふれる（ダーク）ファンタジー。

（感想）
私はテリー・ギリアム監督のファンです。
「未来世紀ブラジル」に始まり、
「フィッシャー・キング」は私の心の名作映画です。
実は最近の作品はあまり良い感想を聞かず、ごぶさたでした。
Dr.パルナサスの鏡の中の世界は、
すばらしく美しく自由で恐ろしく、
目が離せませんでした。
黒いこうもり傘をさし、雲の上を歩くシーンは、
観ているだけでしあわせな気分でした。
ご存じの方も多いと思いますが、
この映画はヒース・レジャーの遺作で、
撮影途中に彼が亡くなったため、
完成が危ぶまれていましたが、
ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが
鏡の中の世界の彼の役を演じたため、
映画が完成しました。
鏡の中は、人の意識の想像の世界なので、
入るたびに顔かたちが違ってもOKという設定です。
私はとても楽しめましたが、
たぶん普通のハリウッド映画が好きという人は、
「なんだこりゃ〜」という映画だと思います。
くせが強いです。
でも私は今後のテリー・ギリアム監督の作品が楽しみになりました。