今年7本目「ラブリーボーン」
原題:The Lovely Bones
監督:ピーター・ジャクソン『ロード・オブ・ザ・リング』
出演:マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、
スタンリー・トゥッチ、マイケル・インペリオリ、シアーシャ・ローナン
製作国:2009年アメリカ映画
上映時間:2時間15分
視聴状態:映画館
公式サイト
(物語)
スージーは
仲の良い両親、妹、弟と、
幸せに暮らす14歳の普通の女の子。
しかしある日、彼女は殺されてしまう。
幸せな家庭が崩壊し、犯人はつかまらない。
スージーは天国と地上のはざまの不思議な世界で、
自分の死後を過ごす家族を見守っていく。
(感想)
死後の世界から主人公の少女が、
現実の世界へ働きかけてみんなを幸せにする話だと思ってみていましたが、
違いました。
死者は死者。彼女はただ見守ることしかできないのです。
彼女や家族がかわいそうで見ているといたたまれませんでした。
家族は悲しみに暮れている、犯人はのうのうと生活している、
そんな中で「(あなたは死んだのだから)もう自由よ!」と言われても、
爽快感もなく、安心なわけでもなく、
見終わった後も浮かばれない、いたたましい、やりきれない気持ちが残りました。
主人公スージーを演じるシアーシャ・ローナンは映画「つぐない」で
アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたことがあります。
とてもきれいになっていて、びっくりしました。
彼女がとても魅力的なので余計に見ていてつらかったです。
地上と天国のはざまにある不思議な世界の映像は、
とても美しく幻想的で心奪われました。