今年65本目「赤い風船・白い馬」

デジタルリマスター版で劇場公開中

原題: Le Ballon Rouge
監督・脚本: アルベール・ラモリス
出演: パスカル・ラモリス、シュザンヌ・クルーティエ
製作国: 1956年フランス映画
上映時間: 35分
公式サイト
http://ballon.cinemacafe.net/


screenshot
「白い馬」(1952年/40分)も同時上映。
★★★☆☆ 3/5 (星3つ)



(物語)
「赤い風船」
少年パスカルは、登校途中に赤い風船を見つけ、
友達のように大事に扱う。
風船には意志があるようにパスカルに寄り添う。


「白い馬」
荒れ野に誰にも従わない孤高の白馬がいた。
少年は白馬を自分の物にしようとする。


(感想)
「赤い風船」「白い馬」ともに、
50年以上前のフランスの映画です。
「赤い風船」は、カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた名作と
名高い作品で映画館へ足を運びました。
二つの作品の根底には同じ物が流れていると感じました。
セリフを少なくし、映像だけでみせる少年たちの行動は、
生き生きとしていて50年という年月を感じさせません。
「自由になりたい」
「それが異形の物であっても、仲良くしたい、一緒にいたい」
という気持ちが映像の中にあふれていました。
公式サイトによると、
「赤い風船」の主人公の少年、途中に出てくる少女は監督の実子。
「白い馬」の主人公の少年の弟(あんまりかわいいので女の子だと思った)
は、「赤い風船」の主人公の少年とのこと。
「白い馬」には、カメと遊ぶシーンがあり、
リアルでとてもほほえましかったです。