今年41本目「バベル」

ただいま劇場公開中

バベル-オリジナル・サウンドトラック

バベル-オリジナル・サウンドトラック


バベル(2006/アメリカ)★★★★☆(良い)
原題:BABEL
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(「21グラム」)
出演:ブラッド・ピットケイト・ブランシェット役所広司菊池凛子
143分
PG−12
公式サイト
http://babel.gyao.jp/


screenshot


問題をかかえたアメリカ人夫婦は、
2人の距離をもう一度近づけるためにモロッコ旅行へ。
しかし、妻は銃弾を受けてしまうのでした。


アメリカ、モロッコ、東京、メキシコでのできごとが、
ばらばらのようで、ひとつにつながっていきます。
小難しいとか、悲惨とか、暗い気持ちになるとか、
あまりいい感想を耳にしなかったのですが、
私はとても気に入りました。
アメリカの映画に日本がでてると、街にちょうちんがぶらさがっていたり、
無意味に掛け軸が下がっていたり、ちょっとへんてこなのですが、
このバベルにでてくる東京は、そのままの日本です。リアルです。
アメリカも、モロッコも、メキシコもたぶんそのままなのでしょう。
それがとても現実感を帯びてせまってきます。
みんな問題や孤独をかかえていること、
ちょっとした悪気のない行動が未来を作って行ってしまうことなどが
見ていて引きつけられました。
菊池凛子さんの圧倒的な存在感!すごかったです。