あき@みらくるの映画日記今年92本目「解夏(げげ)」

解夏 [DVD]

解夏 [DVD]

解夏(げげ)(2003/日本)★★★★☆
監督:磯村一路
出演:大沢たかお石田ゆり子富司純子林隆三田辺誠一
113分
公式サイト
http://www.gege.jp/



会社の友達からDVDを借りました。
この映画は大ヒットして、
月9のドラマになったので、ご存じの方も多いと思いますが、
視力を徐々に失っていくベーチェット病になってしまった主人公(大沢たかお)を
取り巻く恋人(石田ゆり子)や家族のことを描いています。
ゆったりとした時間が流れているこの作品を見ていると、
急ぎすぎている自分のことを考えました。
きれいな美しい言葉のやりとり、坂が美しい長崎の風景に、
心が洗われました。
そして、視力を失われていく恐怖に立ち向かう姿に涙が止まりませんでした。
長崎には行ったことがないのですが、一度行ってみたくなりました。
そして、たくさん考えさせられました。
もし、自分の最愛の人が視力を失っていくとしたら・・・。
そして、もし自分が徐々に視力を失っていくとしたら、
最後に見たいものは何なのか?


さだまさしさんの原作小説も本当にいいのです。
この本に載っている短編はどれも秀作です。
実は歌手の方が書いた小説は、小説家の方より落ちると思っていたのですが、
この本はそんなことはありません。

解夏 (幻冬舎文庫)

解夏 (幻冬舎文庫)

どの作品を読んでも、自分について、家族について考えさせられます。
やさしい気持ちになれます。