今年８本目「ゴールデンスランバー」
監督：中村義洋「ジェネラル・ルージュの凱旋」「フィッシュストーリー」
原作：伊坂幸太郎
出演：堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明、濱田岳
製作国：2010年日本映画
上映時間：2時間19分
公式サイト
★★★★★（星５つ、星５つが満点）
（物語）
仙台に住む宅配ドライバーの青柳雅春は、
ひさしぶりに学生時代のサークル友達に
釣りをしようと呼び出される。
その日には首相の凱旋パレードも行われ、
なつかしい話に花が咲く予定が、
まったく知らない間に青柳は、
自分が首相暗殺犯にされていることに気がつく。
オール仙台ロケ。
（感想）
小説は未読ですが、
伊坂幸太郎さん原作、中村義洋さん監督の映画は、
「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」を見ています。
思い出や登場人物たちが、
パズルのピースのようにはまっていく爽快感は相変わらず健在。
何もしていないのに首相暗殺事件に巻き込まれていく感覚は、
とても怖かったです。
花火師の頭領の台詞が私の心の琴線に触れ、
何でもないシーンに涙が出ました。
その後も私のツボにはまるシーンが多数あり、
学生時代を思い出し、
何でもないシーンで涙が止まらなくて困りました。
「お話が無茶すぎる」という感想もあるようですが、
私は主人公の青柳といっしょに仙台の街を逃げ回り、どきどきし続けました。
最初のシーンがラストに重要な意味を持つ仕掛けも私好み。
仙台の街も堪能しました。
原作が読みたいです。
