今年49冊目「晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ(出張編)」

前作の「配達あかずきん」がとてもおもしろかったので、
2作目の今作も読んでみました。
書店の店員の杏子さんと書店のバイト、多絵ちゃんが
書店にまつわる謎を解決する、本格書店ミステリーです。
本屋が好きな人にはたまらない内容で、
本屋さんで働きたくなります。
今回は長編。それも血みどろの殺人事件なので、
おもしろかったけれど、前作のような本屋での小さいけれど興味深い
短編の方が読後感がいいですね。
3作目の「サイン会はいかが?」は、また短編みたいなので、
読むのが楽しみです。
本に対する愛情が感じられて、丁寧に書かれた文章がとても読みやすく、
この書店ミステリーシリーズ、とっても気に入っています。