今年４７本目「子供の情景」

原題：Buddha Collapsed Out of Shame
監督：ハナ・マフマルバフ
出演：ニクバクト・ノルーズ、アッバス・アリジョメ
製作国：2007年イラン、フランス映画
上映時間：1時間21分
視聴状態：映画館
公式サイト
http://kodomo.cinemacafe.net/index_pc.html

★★★☆☆　３／５　（星３つ）

（物語）
アフガニスタンのバーミヤン。
瓦礫の岩山で暮らす町の人々。
6歳の少女バクタイは
学校に行きたかったが赤ちゃんの妹の世話を
母親から言いつけられていた。
ノートが欲しい。学校に行って字を習いたい。
その気持ちでいっぱいになり、
がんばって学校へ行くために努力するのだが。

（感想）
監督のハナ・マフマルバフさんは、
当時１８才でこの映画を撮影したとのこと。
ドキュメンタリータッチで、
たしかにカメラワークは幼さを感じますが、
深く強いメッセージが込められている映画でした。
戦争がいつも身近にあり、
人が殺し合う毎日が隣り合わせ。
そんな中で戦争を遊ぶことを楽しむ少年たち。
主人公の少女、バクタイちゃんの大きな瞳が
とても魅力的で目が離せなくなります。
学校に行きたいというただそれだけの望みを
なかなかかなえられない社会。
とても悲しいです。