今年46本目「グラン・トリノ」


原題:Gran Torino
監督・製作:クリント・イーストウッドミリオンダラー・ベイビー」「硫黄島からの手紙
出演:クリント・イーストウッド、ビー・バン、アーニー・ハー、クリストファー・カーレイ
製作国:2008年アメリカ映画
上映時間:1時間57分
視聴状態:映画館
公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/


screenshot
★★★★★ 5/5 (星5つ、良かった!)


(物語)
ウォルト・コワルスキーは、妻を亡くし
愛犬と静かに暮らしている頑固じいさん。
今の世の中にあれもこれもが気に入らない。
彼の隣に引っ越してきたアジア人一家も気に入らない。
心が安まることがなく誰にも心を許さない頑固な老人が
心を開いていくヒューマンドラマ。


(感想)
クリント・イーストウッドの主演、監督作品だったら、
はずれはないだろうと、
何の知識もなく見に行きました。
グラン・トリノ」とは、主人公の愛車。
愛車と愛犬以外にはまったく心を開かない頑固な老人を
クリント・イーストウッドが完璧に演じています。
あまりの頑固さに笑ってしまうほどです。
きっとこの主人公は、
仕事仕事で自分の息子たちときちんとふれあうことなく、
過ごしてしまってきたのだと思います。
いろいろなことに後悔し、世の中の変わりように腹を立て、
近所の人々とうまくやっていけない中、
隣の家の少年と少女と少しずつ心を開いていきます。
とても地味な映画でしたが、
予想通り、すばらしい映画でした。
クリント・イーストウッドは、映画に出演するのは、
今作が最後だということですが、
監督としてはこれからもたくさん良い映画を撮って欲しいです。