今年26本目「ホルテンさんのはじめての冒険」

原題:O'horten
監督・脚本・製作:ベント・ハーメルキッチン・ストーリー」「酔いどれ詩人になるまえに」
出演:ボード・オーベ、ギタ・ナービュ、ビョルン・フローバルグ
製作国:2007年ノルウェー映画
上映時間:1時間30分
公式サイト
http://www.horten-san.jp/


screenshot
★★★★☆ 4/5 (星4つ)


(物語)
ただ実直にノルウェー鉄道の運転手を務め続けている
オッド・ホルテン。
はめをはずすこともなく、ただきちんと決められたことを
こなす毎日。
しかし、定年退職のその日、
ひょんなことから運転するはずだった電車に遅刻。
最後の日に、初めての無断欠勤。
決められたことをきちんとこなせなかったことに、
とまどい混乱するホルテン。
しかし、さまざまなできごとや風変わりな人々に出会い、
自分を取り戻していくヒューマンストーリー。



(感想)
ホルテンさんは無口で、
表情もほとんど変えず、目の前でびっくりすることが起こっても、
沈着冷静、顔色一つ変えません。
それがまたおもしろくて映画館はたびたび笑いに包まれました。
説明や台詞はほとんどなく、
いろいろなできごとをホルテンさんと一緒に観客は体験するのですが
ホルテンさんの行動がとてもユニークでおもしろくて、
見ていてほっとしました。
この映画の中で
「日産(にっさん)という会社が日本の会社だというのは
驚きだ」
「言葉の響きが、スウェーデン語だよ」
という会話があり、おもしろかったです。
ますますノルウェーに行きたくなりました。
会社の帰りに見て本当に疲れがとれました。
ノルウェー鉄道のトンネルの魅力的なこと!!
「何事にも遅すぎることは決してない」というメッセージが
心に響きました。
疲れたときにまた見たい映画です。