今年32本目「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

現在劇場公開中

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

原題: There Will Be Blood
監督・脚本: ポール・トーマス・アンダーソン
音楽: ジョニー・グリーンウッド
出演:ダニエル・デイ=ルイスポール・ダノ、ケビン・J・オコナー
2007年アメリカ映画/2時間38分
PG−12(12才以下は保護者同伴)
公式サイト
http://www.movies.co.jp/therewillbeblood/

screenshot
★★★★☆ 4/5 (星4つ)


(物語)
石油採掘業者のダニエル・プレインビュー(ダニエル・デイ=ルイス)は、
石油の採掘により、成功への道を上っていくが、
彼の心はそれとは反対に闇への道を歩んでいくのであった。


2度目のアカデミー賞主演男優賞を受賞したダニエル・デイ=ルイスの演技は、
圧巻です。
徹底的な役作りで知られるダニエル・デイ=ルイスを見るだけでも
この映画を見る価値があります。
しかし彼の演技がすばらしい故に、彼の心の闇、人への不信感、
安らぎのない生き方を見ているととてもつらくなります。
その上、容赦なく不安と恐怖をかき立てる音楽!
監督はインタビューで「わざと音楽を大音量にした」と答えています。
セリフでの感情表現を徹底的に排除したことで、
不安感、緊張感が増し、観客は絶えず恐怖感を味わいます。
その通り監督は「この映画は一種のホラー映画だ」とも述べています。
ノーカントリーも、この映画もすごい作品だけれど、
人が死ぬシーンが多く、それがリアルで怖いので、
見終わった後にぐったりと疲れる映画でした。