今年97本目「once ダブリンの街角で」

現在劇場公開中

ワンス ダブリンの街角で オリジナル・サウンドトラック

ワンス ダブリンの街角で オリジナル・サウンドトラック


once ダブリンの街角で
(2006/アイルランド)★★★★☆(良い)
原題:Once
監督・脚本:ジョン・カーニー
出演:グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロバ、ヒュー・ウォルシュ
1時間27分


公式サイト
http://oncethemovie.jp/index2.html


screenshot


(物語)
ダブリンの街角に立ち、
ギターを弾きながら歌う男性。
声をかけた女性は、チェコ移民。
女性がピアノができると知り、
楽器店の展示ピアノの前で
二人はぎこちなく歌い出す。


本当は「ヘアスプレー」を見に行ったのですが、
映画の日で満席。
なので、この映画を見ました。
まったく知らない人同士が一つの作品を作っていく、
そのぎこちなさ、
そしてだんだん相手がわかっていき
美しいハーモニーが生まれる、
そんな瞬間を目撃したうれしさがこみ上げてくる映画でした。
実際にミュージシャンをしている出演者たちの歌は
すばらしく、映画館で飛ぶようにサントラCDが売れていました。
ただ映画の撮り方がわざと素人っぽく撮ってあり、
ハリウッドのような盛り上げ方もなく、
自然でとても静かな映画なので、
歌の心地よさに良い意味で
ちょっと眠くなったところもありました。
映画を見ているとついつい、
最後はこうなるのだろうと予想しながら見てしまうのですが、
アメリカ映画以外の国の映画は、
予想を裏切ってくれることが多く、
それが心に余韻を残します。
見終わった後、歌が歌いたくなって、
歌いながら帰りました。