今年91本目「クワイエットルームにようこそ」

現在劇場公開中

クワイエットルームにようこそ

クワイエットルームにようこそ

クワイエットルームにようこそ (文春文庫)

クワイエットルームにようこそ (文春文庫)

↑原作本です。


クワイエットルームにようこそ
(2007/日本)★★★★☆(良い)
監督:松尾スズキ
出演:内田有紀宮藤官九郎蒼井優、りょう、大竹しのぶ妻夫木聡
118分

公式サイト
http://www.quietroom-movie.com/


screenshot


(物語)
28歳のフリーライター佐倉明日香(内田有紀)は、
ある日、目が覚めると見知らぬ部屋にいた。
隔離された閉鎖病棟に拘束され、
彼女はまったく記憶がなかった。
どうしてこんなところに??


私も思春期には「自分には価値がない」と
思いこんでしまっていた時がありました。
自分が生きている意味はないんじゃないかと。
そんな心の叫びから生まれてくる拒食や過食。
薬物の過剰摂取。
病院の中の女性たちの心の叫びが、
ユーモラスにコメディタッチに描かれていました。
内田有紀さんはいい女優さんになりましたね。
ゲロまみれのじんましん持ち、
それが透明感のあるルックスから感じるアンバランスさが
すばらしかったです。
蒼井優ちゃんも、大竹しのぶさんも強烈。
どんなことがあっても、
やりなおせる、新しく歩いていける、
そんな力を自分の中に育てていきたいと思いました。
映画館のロビーには、
エッシャーの無限階段の1000ピースのジグソーパズルが
飾られていて、見終わったお客さんたちがもりあがっていました。