映画今年41本目「パプリカ」

劇場公開中

パプリカ (新潮文庫)

パプリカ (新潮文庫)

↑原作本です。


パプリカ(2006/日本アニメ)★★★★★(大変良い)
原作:筒井康隆
監督:今敏(こんさとし)(「千年女優」「パーフェクト・ブルー」)
声の出演:林原めぐみ古谷徹江守徹大塚明夫堀勝之祐山寺宏一
90分
公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/site/home.html


筒井さんの原作本は、発売された当時、
すぐに読了していましたが、
細かいところを忘れています。


パプリカというのは、
野菜ではなく、女性の名前です。
DCミニというまだ試作段階の機械をつけると、
他人の夢に入り込むことができます。
パプリカは夢に入り込んで治療を行うセラピスト。
しかし開発中のDCミニが何者かに盗まれてしまいます。
悪用すると人の頭の中に悪夢や妄想を勝手に
仕込むことができます。
夢の中のサイバーテロです。
DCミニの行方を捜すパプリカですが、
悪用され妄想を植え付けられた人々が次々とあらわれて・・・。


映画は私の大好きな物がてんこもりに出てきて、
今までの今監督の作品の中で一番好きです。
廃墟になった遊園地、ガラス張りの温室、
さまざまな物たちのパレード、体内のように雑然とした部屋・・。
主人公のパプリカがとても魅力的で、
男性だったら惹かれてしまうのがわかります。
夢と現実が混じり合う作風を描いたら天下一品の今監督ですが、
この作品はとてもそれが自然でわかりやすく、
それでいて魅力的でどきどきはらはらしました。
ずっと映画が終わらないと良いのに!と思ってしまいました。
映画公開初日の第一回目の上映で
特別に今監督の舞台挨拶がありました。
いろいろな話が聞けてこれもよかったです。
ベネチアの映画祭の話、パプリカを映画化するときの苦労話、
筒井康隆さんとのお話、初めてのアフレコのお話。
映画には、今監督と筒井康隆さんが声優として
出演されています。
DVDが出たら買おうかな。
今監督直筆のサイン入りチラシは、
抽選にはずれてしまいました。
パプリカのイラスト入り。欲しかった!
平沢進さんの音楽も自然で映画にぴったりとけ込んでいました。
サントラは、購入します。

パプリカ オリジナルサウンドトラック

パプリカ オリジナルサウンドトラック