あき@みらくるの映画日記今年28本目「世にも不幸せな物語」

劇場公開中



レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004/アメリカ)★★☆☆☆(いまいち)
原題:LEMONY SNICKET'S A SERIES OF UNFORTUNATE EVENTS
監督:ブラッド・シルバーリン
出演:ジム・キャリーメリル・ストリープエミリー・ブラウニング
リーアム・エイケン 、カラ・ホフマン
109分
公式サイト
http://fushiawase.jp/


ボードレール姉弟妹がつぎつぎと不幸なできごとにあうという
お話です。
原作はアメリカでは、ハリーポッターに並ぶ人気だと言うことで、
日本語版を読んでいます。児童書ですが、おもしろいです。
しかし映画は正直、いまいちでした。
この原作の本にはたびたび作者が文中に出てきます。
どきどきはらはらの場面で作者が物語の中に登場し、
「すばらしいハッピーエンドをお好みならば今すぐ本を読むのをやめるべきだ」
などと言うのです。
本ではそれがまた魅力の一つになっているのですが、
映画はただ感情移入がそがれるだけでした。
原作の「へんてこな町のへんてこな人の所へ預けられる」という
奇妙な雰囲気があまり映画ではでていませんでした。
ジム・キャリーの変幻自在を見る映画でした。
長女ヴァイオレットの着ているゴスロリ風の衣装はかわいかったです。
原作1巻から3巻をダイジェストで順番を適当に並べ替え、
加筆修正し、ただ紹介している映画でした。
原作を読んでいる人も読んでいない人も不満の残る映画でした。