今年3本目「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」


監督:佐々木芽生(ささきめぐみ)
視聴状態:映画館
公式サイト

http://www.herbanddorothy.com/jp/

screenshot

★★★★☆(星4つ、星5つが満点)


(物語)
ハーブは郵便局員、ドロシーは、図書館司書。
夫婦は小さな1LDKのアパートに住んでいる。
決して高収入じゃない二人だけど、現代アートの作品を
集めるのが楽しみ。
その価値や数億円!
でも1点たりとも夫婦はアートを売ったりしない。
そんなアート界で有名な夫婦を追った、
ドキュメンタリー映画


(感想)
こんな素敵な夫婦がいるなんて、
本当にびっくりしました。
現代アートを買うなどと言う行為は
投機目的以外の何者でもないと思い込んでいました。
しかしハーブとドロシーは、
アートとアーティストを純粋に理解し、楽しみ、
アーティストと友達になり、コレクションしているのです。
「自分たちのお金で買える作品」「アパートに入る小さな作品」という
決まりに従って、自分が気に入った素敵なアート作品を買う。
なんて純粋なんだろうと見ていて感動しました。
小さな1LDKのアパートに、
大きなトラック5台分ものアート作品が
いったいどうやって収納されていたのか、
不思議でたまりません。
アートと動物を愛する夫婦は、猫と魚と亀を飼っていました。
カメは、いっぱいいました。
ミニマルアート、コンセプチュアリズムアートなどという、
難しい用語を知らなくても大丈夫。
こんな素敵なドキュメンタリー映画を日本の女性が撮ったと言うことも
驚き。
素敵なドキュメンタリー映画でした。
私も美術館に行ったときに現代アートを見て
「???」と思うだけじゃなくて、
もっと感覚的に、好き!嫌い!気に入った!と作品を楽しんでみようと思いました。