今年86本目「SPACE BATTLESHIP ヤマト」


監督・VFX山崎貴
出演:木村拓哉黒木メイサ柳葉敏郎緒形直人
西田敏行高島礼子堤真一橋爪功池内博之、マイコ、山崎努
製作国: 2010年日本映画
上映時間:2時間30分
視聴状態:映画館
公式サイト
http://yamato-movie.net/index.html

screenshot

★★☆☆☆(星2つ、星5つが満点)


(物語)
地球はガミラスの攻撃により
放射能に汚染され、地表に住めない星に変貌していた。
放射能除去装置を持っているというイスカンダル星
宇宙戦艦ヤマトは、旅立つ。
ヤマトは地球を救えるのか!?
人気テレビアニメシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画化。


(感想)
私はこの映画の監督、山崎貴さんの映画が好きです。
賛否両論がうずまくこのヤマト実写版を楽しみにしていました。
私は、テレビの宇宙戦艦ヤマトを見てアニメファンになった世代で、
数々の思い出があり、ヤマトには一言で言い表せない思い入れがあります。
映画を見ているといろいろなことを思い出して、とてもなつかしく、
うれしい気持ちでした。
しかし時代は変わり、そのままでは上映できず、
ひどく古いと感じさせてしまう部分は新しい設定に書き換えてあり、
昔のままの部分と新しい部分がうまく受け入れられませんでした。
まったくヤマトを知らず、この映画を初めてのヤマトとして見た方には、
評判がいいようですが、
私には、なつかしさと、唐突さと、アンバランスさを感じる作品でした。
そして個人的なことですが、通信士の相原さんが好きだったので、
マイコさんになってしまったことが少しさびしく、
佐渡先生が美人女医になり、なのに一升瓶と猫をかかえてうろうろするシーンも
とても違和感があり、過去に自分の中に住み着いてしまった印象は
簡単にぬぐえないのだと思うと、それもちょっと悲しく、
いろいろ考えてしまった映画でした。
一緒に見た夫は「(日本のSF映画としては)がんばってたよ」と言っていました。