今年102本目「パンドラの匣(はこ)」


監督・脚本・編集:冨永昌敬パビリオン山椒魚
原作:太宰治
音楽:菊地成孔
出演:染谷将太川上未映子仲里依紗窪塚洋介ふかわりょう
製作国:2009年日本映画
上映時間:1時間34分
視聴状態:映画館
公式サイト
http://www.pandoranohako.com/

screenshot
★★☆☆☆ (星2つ、星5つが満点)


(物語)
主人公の少年は結核にかかり、
「健康道場」と称する風変わりな結核療養所に入所し、
あだなを「ひばり」と名付けられる。
療養生活の中でひばりは、かわいい看護師さんを気に入る。
太宰治の同名青春小説を映画化。


(感想)
とても風変わりな映画でした。
全体の雰囲気がとても変わっていて、
台詞回しやリズム、独特な雰囲気で包まれていました。
登場人物たちが何を考えているのかわからない映画で、
見終わってたぬきに化かされたような気がしました。
原作は未読ですが、ストーリーは単純で予想通り。
特に何が起こるわけもない結核療養所での物語なので、
不思議な雰囲気を楽しみましたが、
誰に感情移入できるわけもなく、
私はずっと傍観者でした。
音楽はとても個性的で気に入りました。