今年36本目「フロスト×ニクソン」

原題:Frost/Nixon
監督:ロン・ハワード「アポロ13」「ビューティフル・マインド」「バックドラフト
出演:フランク・ランジェラマイケル・シーンケビン・ベーコンレベッカ・ホール
製作国:2008年アメリカ映画
上映時間:2時間2分
配給:東宝東和
視聴状態:映画館
公式サイト
http://www.frost-nixon.jp/


screenshot
★★★★☆ 4/5 (星4つ)


(物語)
1977年、バラエティトーク番組の司会者デビッド・フロストが、
ウォーターゲート事件で辞職した
元米国大統領リチャード・ニクソンにインタビューを申し込む。
他の記者からももちろんインタビューの申し込みがあったが、
ニクソンの側近は、政治に疎いフロストのインタビューを受け、
金額も高額につり上げる。
ニクソンは汚名返上と政界復帰をかけて
フロストのインタビューをうまく利用するつもりだった。
フロストは、ニクソンからウォーターゲート事件の真相と
ニクソンの本音や謝罪をうまく引き出そうと考えていた。
4500万人が視聴したといわれる
アメリカのテレビ界伝説のインタビュー番組収録の模様とその舞台裏を
描いた作品。
第81回アカデミー賞では7部門にノミネート。


(感想)
レディースデーに映画館に足を運んだのですが、
女性の姿が少なく、政治家へのインタビュー映画は
あまり女性の関心を引かないようでした。
まじめで硬派で地味な映画で、
カーチェイスも銃撃もラブロマンスも何もありません。
この伝説のインタビューについては、
何も知らなかったのでどうなるのか、どきどきしながら見ました。
インタビューの収録は4日間。
アメリカの大統領は、長期間にわたり演説をし、討論をし、
インタビューをこなし、人々を説得し、信頼を得て選ばれます。
そんな人物がバラエティの司会者にうまく御せるわけがないわけで、
フロストがどのようにニクソンと会話で闘うのか、
目が離せませんでした。