今年86本目「容疑者Xの献身」

監督:西谷弘「県庁の星」
原作:東野圭吾
出演:福山雅治柴咲コウ北村一輝松雪泰子堤真一
製作国:2008年日本映画
上映時間:2時間8分
★★★★☆ 4/5 (星4つ)
公式サイト
http://yougisha-x.com/

screenshot


(物語)
殺人事件が発生し、刑事の内海と草薙は
天才物理学者の湯川に相談に行く。
直木賞受賞作品の映画化。


(感想)
原作小説は読んでいますので、
石神の役が堤真一さんなのはミスキャストだと思っていました。
女性にもてないさえない中年男性という役なのです。
でも監督が堤真一さんの演技のすばらしさを見ていて
脚本を変えたと言うだけあって圧巻です。
この映画は堤真一さんと松雪泰子さんの演技力で、
説得力が増し、重くつらい人間ドラマになっていました。
テレビシリーズの軽くておもしろくて笑える感じを期待していくと、
「全然つまらなかった〜」ってことになるかも。
隣の席が幼稚園児を連れてきているお母さんで、
子供はたいくつしていました。
個人的には石神の心情をもう少し深く描いてほしかったのですが、
テレビシリーズが好きな観客を楽しませるには
割愛するのは仕方ないと思いました。
原作を読んでいてあらすじは知っていたのに、
やはり最後には涙がでてしまいました。