今年83本目「三本木農業高校、馬術部」

[rakuten:book:13008341:detail]
↑原作本です。


三本木農業高校、馬術部〜盲目の馬と、少女の実話」
監督:佐々部清半落ち」」「夕凪の街 桜の国」
出演:長渕文音柳葉敏郎黒谷友香松方弘樹奥村知史森田彩華西原亜希
製作国:2008年日本映画
上映時間:1時間57分
★★★★★ 5/5 (星5つ)
公式サイト
http://sannou-bajutsu.com/index.html


screenshot

(物語)
盲目の馬と、その世話をする女子高校生のふれあいと成長を描いた
感動の実話の映画化。
コスモは病気でだんだん目が見えなくなっている不安と、
気位の高さから、あばれて誰にもなれない馬だった。
その馬の世話をまかされた香苗だったが、
コスモは言うことを全然聞かない。


(感想)
映画のタイトルは原作と同じ「私、コスモの目になる!」の方が
お客さんが入ったのではないかと思います。
劇場は親子連れの人がたくさん見に来ていました。


タイトルの地味さ故、まったく期待せずに見たのですが、
何度も涙がでてしまいました。
馬の世話は365日、朝から夜まで。
今日は疲れたから明日やろう〜というわけにはいきません。
カラオケで遊ぶ友達にあこがれながらも、
毎日毎日馬の世話をする馬術部の部員たちを応援したくなりました。
私は普通科の高校へ行ったので、
農業高校の授業もとても新鮮でした。
作物の植え付けの実習や馬や豚の世話、
馬術部に「農場当番で遅れました!」って入ってくるシーンは、
カルチャーショックでした。
女子高校生が農場当番って・・・
本当に青森にある三本木農業高校で撮影されただけあって、
私も農業高校にいるような気持ちでした。
主演の香苗を長渕剛さんの実の娘、長渕文音さんが演じています。
デビュー作で主演とのことですが
とても愛らしく、身近な女子高校生が感じられてとてもよかったです。
生き物を扱うということは本当に大変だなと
思いました。
自然に感動の涙が流れてしまう、そんないい映画でした。