今年79本目「おくりびと」

監督:滝田洋二郎壬生義士伝」「バッテリー」
音楽:久石譲
出演:本木雅弘広末涼子山崎努余貴美子杉本哲太吉行和子笹野高史
製作国:2008年日本映画
上映時間:2時間10分
★★★★★ 5/5 (星5つ)
公式サイト
http://www.okuribito.jp/


screenshot


(物語)
オーケストラでチェロを弾いていた主人公は、
楽団が解散してしまい、山形の実家へ戻ることにした。
故郷で新しい仕事を探し始めるのだったが・・・。
第32回モントリオール世界映画祭グランプリ受賞。


(感想)
笑って、泣いて、見ていて感情が押さえきれない映画でした。
納棺師というなじみのない職業は、
遺体を扱う故、忌み嫌われて表現されていましたが、
所作がすばらしく、美と繊細さと尊厳を感じる職業でした。
親戚や家族の死を経験したことのある人には、
記憶がよみがえり、涙が抑えられないことと思います。
普段は考えず忙しい毎日を過ごしていますが、
誰もが経験し迎える「死」というものを
考えさせられる映画でした。
納棺師という仕事に誇りを持ち、成長していく主人公を
見事に演じていた本木雅弘さんがすばらしかったです。
見て良かった。今年最高の1本。