今年69本目「あの日の指輪を待つきみへ」

あの日の指輪を待つきみへ (竹書房文庫)

あの日の指輪を待つきみへ (竹書房文庫)

原題:Closing the Ring
監督:リチャード・アッテンボローガンジー
脚本:ピーター・ウッドワード
出演:シャーリー・マクレーンクリストファー・プラマーミーシャ・バートン
製作国: 2007年イギリス・カナダ・アメリカ合作映画
上映時間: 1時間58分
★★★★☆ 4/5 (星4つ)
公式サイト
http://www.yubiwa-movie.jp/


screenshot


(物語)
1991年、夫を亡くしたエセルは、
葬儀にも興味が無く、涙も流さない。
彼女は50年前、1941年に愛した人のことを、
未だ忘れられず胸の奥に封印していた。
エセルが住むアメリカに、
50年前に愛した人の指輪を見つけたとの電話が
アイルランドから届く。
1991年と1941年のストーリーが交錯し、
さまざまな思いが描かれる恋愛映画。


(感想)
50年前の結婚指輪が見つかったという実際のニュースから
監督が着想し、描かれた映画です。
50年の時を経た登場人物たちが、
どの人がどの人なのか、わかるのにちょっと時間がかかりましたが、
わかり始めるとパズルのようにお話に入り込むことができました。
アイルランドでの紛争も物語に絡み、
ラブストーリーに深みをあたえています。
50年間、アイルランドの丘で指輪を探し続けた
消防士クィンランと、
エセルと結婚したチャックが主要登場人物より気になりました。
この2人の50年間の思いに胸が痛みます。
若き日のシャーリー・マクレーンを演じた
ミーシャ・バートンの美しさにクラクラでした。