今年32本目「譜めくりの女」

現在劇場公開中
原題: La Tourneuse de Pages
監督・脚本: ドゥニ・デルクール
撮影: ジェローム・ペイルブリュンヌ
音楽: ジェローム・ルモニエ
製作国: 2006年フランス映画
上映時間: 1時間25分
公式サイト
http://piano.cinemacafe.net/


screenshot
★★★★☆ 4/5 (星4つ)


(物語)
ピアニストになるのが夢である少女、メラニー
コンセルヴァトワールの試験を受けたが、
審査員である憧れの女性ピアニスト、
アリアーヌの無神経な行動で心を乱され、
試験に失敗してしまう。
そして数年後、成長したメラニーはアリアーヌと再会する・・・。


この映画を監督は日本滞在中に執筆したそうです。
メラニーが日本のアニメの雑誌を読んでいるシーンがありました。
メラニーが無表情で自分の心を表にしないので、
それが不気味で彼女がどうするつもりなのか、
目が離せませんでした。
相手に復讐をするのならば、相手の懐に入ってからが効果的。
嫉妬、憎悪、不安そんな感情をさらりときれいな音楽にのせて、
しつこくなく表現されているところがとても気に入りました。
ピアニストが住んでいる豪邸には、
地下にプールがあってとても幻想的でした。