今年21本目「ジェリーフィッシュ」

現在劇場公開中


原題: Meduzot
監督: エトガー・ケレット、シーラ・ゲフェン
出演:サラ・アドラー、ニコル・ライドマン、ゲラ・サンドラー、ノア・ノラー
製作国: 2007年イスラエル・フランス合作映画
上映時間: 1時間22分
公式サイト
http://www.jellyfish-movie.com/


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★★★★☆ 4/5 (星4つ)


(物語)
ウェイトレスのバティアは、不思議な浮き輪をつけた少女と出会う。
結婚したばかりのケレンは新婚旅行に行けなくなり、
ジョイは気むずかしい老女のヘルパーの仕事を始める。
イスラエルで暮らす女性たちの日常を描いた不思議なやさしい物語。



2007年カンヌ国際映画祭
カメラドール(最優秀新人監督賞)を受賞した作品です。
イスラエルの映画を見る機会はなかなかないので、
どきどきしました。
一生懸命なのになかなかうまく行かない女性たちが
この映画にはたくさん出てきて、
応援したくなります。
全体的にふわふわとした浮揚感があり、
なんだか不思議な雰囲気が漂っています。
海、水、浜辺、浮き輪、船など、
きれいな海辺とともにさまざまなモチーフが
質感とともに表現されています。
何が起こるわけではなく、何が変わるわけでもない。
そんなイスラエルの日常がとてもいとおしい映画でした。


(余談)
今回、この映画を見るために行った映画館は、
シネコンではない、初めて足を運ぶ映画館でした。
小さな、古い、でもなつかしい映画館で、
受付の女性や案内の男性にとても好感を持ちました。
自分の家へ「おかえりなさい」と迎えてくれるような暖かさ、
丁寧で落ち着く上映前の案内。
小さい小さい劇場ですが、
映画を好きだという愛情を感じました。
昔は東京にはこんな映画館がたくさんありました。
今はどうなのでしょう。
すっかり気に入って会員になりました。
まめに足を運んで珍しい映画をいろいろ見てみようと思います。


名演小劇場公式サイト↓

http://homepage3.nifty.com/meien/index.htm


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