今年4本目「悪夢探偵」
ただいま公開中
- 作者: 塚本晋也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: 文庫
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悪夢探偵(2006/日本)★★★☆☆(普通)だけど普通じゃない映画
監督:塚本晋也(「鉄男」「ヴィタール」「双生児」)
出演:松田龍平、hitomi、安藤政信、大杉漣、原田芳雄、塚本晋也
106分、PG-12
公式サイト
http://www.akumu-tantei.com/
松田龍平さん演じる、影山京一は人の悪夢の中に入ることができます。
キャリアを捨て、現場に配属を希望した警部(hitomi)に
夢の中で事件を捜査して欲しいと頼まれますが・・・。
塚本晋也さんが監督した映画はほとんど見ています。
どうしてだろう。激しく嫌悪感を感じる作品もありました。
なのに、見続けてしまいます。
この映画も会社で疲れたあとに見に行って
後悔しました。
切り裂かれ飛び散る内臓、はげしくあがる血しぶき。
容赦のない殺人シーン。
正直、見終わって気分が悪くなりました。
塚本晋也監督の作品は、エロ、グロ、バイオレンスなのですが、
この映画は、エロがなくて、グロ、バイオレンスでした。
あ、エロは、hitomiのミニスカ?!
でも塚本監督の質感が好きなのです。
冷たい廃墟のような建物、恐怖を感じるなまなましい音。
怪物のような疾走感。
この作品もアイディアは非常にいいのですが、
鉄男の時もそうでしたが、容赦のない暴力シーンに
いつも打ちのめされてしまいます。
「双生児」や「ヴィタール」など暴力シーンのない
作品もあるのですが、
いやなものを、よりいやーな感じにトラウマに残るような
脳裏に焼き付く感じに映像化する技術は、天下一品です。