スーパーカミオカンデの見学レポ

もう1ヶ月以上前になってしまいました。
スーパーカミオカンデの見学レポです。おまたせしました。
ニュートリノを発見した小柴教授が2002年にノーベル賞を取りました。
そのニュートリノを発見した地下研究所が見学できます。


公式サイト↓ジオスペースアドベンチャー2005
http://www.city.hida.gifu.jp/topics/20050510_gsa/


2005年のわかりやすいスタッフサイトからのレポートがあります。
http://www.gsa-hida.jp/

申し込み

毎年、7月の土日に一度だけ地底1000メートルの
スーパーカミオカンデの見学ができます。
今年は、7月16日と17日です。
抽選のため、まず6月10日までに岐阜県飛騨市のホームページを見て、
日時を往復はがきで申し込みます。
費用は、1人3500円です。

当選通知

無事に当選通知が届きました。
数週間後に郵便局の代引きで、参加チケット等が送られてきます。
参加費はこのときに支払います。

集合場所へ出発!

自宅から車で、集合場所へ向かいます。
集合場所は、神岡鉄道奥飛騨温泉口」駅と、
「猪谷」駅のどちらかです。
自分が申し込んだ方の駅へ集合します。
私たち家族は「奥飛騨温泉口」駅へ向かいました。
朝8時に家を出て、駅に到着したのは午後1時でした。

奥飛騨温泉口に到着


駅はこんな感じでした。


近づいていくと看板があります。


受付をすませると1人ひとつヘルメットが渡されます。
鉱山法により、坑内ではヘルメットをかぶり続ける必要があるそうです。


駅にはヘルメットがいっぱいです。
いろいろな色があるので、色で日時やスタッフなどを分けているようです。


駅で電車が来るのを待ちます。

神岡鉄道で出発


電車が来ました。参加者、スタッフが乗り込みます。
私たちは、7月17日午後14時集合のツアーです。
同じ日時参加者の方がみんな乗り込みます。


乗ってみると座席の前には、いろりがあります。びっくり!

車内でスタッフの方の紹介と注意事項などについての説明が
ありました。
スタッフの方のお話だと、関東や北海道など
遠くからこのツアーに参加される方も多いそうです。
実際に「愛知、岐阜からいらっしゃった方はいますか?」と
スタッフの方が聞いたときに手を挙げている方がちょっとしかいないので、
びっくりしました。外国からいらっしゃった方もいるそうです。
他に懐中電灯を忘れてしまった方のために、懐中電灯と
他に記念ストラップなどの販売がありました。


スタッフの方が
「どこでも写真は撮り放題です。
めったに入れない施設ですので好きにたくさん写真を撮っていって
ください。」と言ったので、
参加者は、みんな大喜びです。

漆山駅に到着。バスで地底へ

漆山駅で電車を降り、バスに乗り換えて地底へ向かいます。
ヘルメットをかぶった人ばかりが乗っているバスは、
外から見たらなんだかへんですね。


バスで進んでいくと山肌にトンネルが見えてきました。
スタッフの方が「このままバスで地底1000メートルまで行きます」
えええ〜???どうなってるの?
地下深く続く穴を降りていくエレベータに乗るのを想像していた私は、
??です。

神岡鉱山に到着


到着したのでバスを降りるように言われます。
坑内は、一年中12度くらいだそうで、肌寒いです。
うすいジャンバーを持ってきてよかったと思いました。
用意してきた上着を着て、暗闇の中を進みます。
迷子にならないように娘たちと手をつなぎ、スタッフの方について歩きます。
暗い中を歩いていくとどきどきします。

神岡鉱山の歴史

少し歩くと行き止まりのところで止まるように言われます。
神岡鉱山の歴史の映像が流れました。
途中、過去の再現としてスタッフの方がふんどし姿で採掘するシーンなどの
実演があったそうなのですが、背の高い人で全然見えませんでした。残念。
退屈しない程度の短い時間映像を見たあとに、移動するように言われます。

大迫力の重機

ロープが張られたところにたつと、ものすごい轟音をさせて、
重機が走ってきました。すごい迫力です。
下の娘が「うえ〜ん」とちょっと半べそ。

実際に穴をあける実演をしたり、運転席に乗って写真を撮ったり
さわったりすることができました。

タイヤは大人の背丈より大きかったです。

シャベルのようなバケットの部分に乗って写真を撮りました。
大きいです。右端が私です。隣は娘たち。

スーパーカミオカンデ


スタッフの方の案内で、スーパーカミオカンデへ向かいます。
迷子になったらもう戻れません。


ついにスーパーカミオカンデに到着です。
靴を脱いで入ります。
白いドアには、宇宙飛行士の毛利衛さんなど有名な方のサインがいっぱい。

ちょっと大きめにして載せます。見えるかな?



カミオカンデ中央部に座らされます。
前のパネルにニュートリノの状態が映し出されているそうですが、
もちろん私にわかるわけがありません。
私たちが座っている下には、超純水で満たされた光電子増倍管
あります。
もちろん、その中は見られません。
前回に見たのは、天皇陛下だそうです。



スーパーカミオカンデの上部です。メカメカしていてかっこいいです。


ちょうど東大の研究チームの方がいらっしゃるということで、
質問することができました。
スタッフの方「何か質問ありますか?」
うちのだんな「はい!」


うわわ〜。うちのだんなが手を挙げている!何を質問するのだろう??


うちのだんな「最初、この施設は陽子崩壊を観測するために作られたと
聞いていますが、そちらの方の研究はどうなっているのでしょうか?」


研究チームの方「実はそうなんです。陽子崩壊は実はまだ観測されていません。
そのたびに理論を考え直して、観測しています。陽子崩壊とは・・・・・。
うんぬんかんぬん・・・」
難しい・・・。


スタッフの方「他に質問はありますか?」
うちの上の娘みーちゃん「はい!!」


わ〜。今度は娘も質問している〜。うお〜。
しかし、1ヶ月以上前のことでみーちゃんが何を質問したのか
忘れてしまった私なのでした。



これでニュートリノを観測しています。大きい!



説明のパネルです。
平成13年の事故で、たくさん壊れてしまいましたが、
今年の秋から復旧作業が始まるそうです。



そのあとスーパーカミオカンデの中で、
ニュートリノってなあに?」という紙芝居を見ました。


ニュートリノは何でもつきぬけてしまう物質なので、
いままで誰にも知られずにいましたが、カミオカンデの研究所で発見されました。
ニュートリノを調べるといろいろなことがわかりそうです。
っていう感じの内容だった気がします。

カムランド

次に、カムランドの見学です。
以前、ここにカミオカンデの研究施設がありましたが、
スーパーカミオカンデが完成したために、
カミオカンデの研究施設部分に、
東北大学の研究チームがカムランドを建設しました。



りっぱなパンフレットをいただいて、丁寧にカムランドの説明を
受けました。
パンフレットによると、低エネルギーの太陽ニュートリノをつかまえて、
太陽内部の様子を調べたり、地球からでるニュートリノをつかまえたりして、
ニュートリノの研究を細かくしているそうです。
数日後に新聞の記事になると思います、と言っていましたが、
本当に新聞にカムランドの研究記事が載っていました。


球体のニュートリノ検出器の中に、液体シンチレータという油が
入っていて、ニュートリノが検出されるとその油が光るそうです。
油が光るところを写真に撮ろうとしましたが、
取れませんでした。

液体シンチレータです。
ここで説明をしてくれたのは、研究チームの女性でした。はきはきしていて若く、
とても感じがよかったです。ずっとニュートリノの研究をしているのだな〜と
思いました。


スタッフの方が「このグループが見学ツアーの最終グループです。
2日間24回もずっと説明をしていただいた研究チームの方に
大きな拍手を!」と言ったので、みんなで盛大な拍手をしました。
おつかれさまです。

マトリョミンテルミンコンサート


そして、また坑内を移動して、
マトリョミンテルミンコンサートを見ました。
実は、これも今回の楽しみの一つでした。
坑内では、ヘルメットを着用のため、演奏する方もみんなヘルメット。
あやしいです。


本当は、テルミンマトリョミンの体験コーナーがあり、
たくさん演奏する予定でしたが、最後のグループは時間がおしているとのことで、
2曲のみ、体験コーナーもなくて、終わりでした。
残念です〜〜〜〜。こんなことならもっと早い時間のグループに
すればよかった・・。しかし、あとから売店脇で触らせていただけました。

売店


坑内で売店が開かれているのは、なんだか不思議な光景です。
あたたかいうどんやそば。コーヒー。
地元の名物や記念品。
シュートリノなんていうシュークリームも。
ただし、最終グループのため、暖かい食べ物は売り切れが多く、残念。
地下1000メートルの地底郵便局もあり、
ここの特設ポストからハガキを出すと、地底の消印が入った郵便が
出せます。
友達の住所を持ってくればよかった〜。
しかたなく、住所を覚えている実家にハガキを出しました。



神岡鉱山の記念マウスバッドを購入しました。



地底1000メートルの地下水です。
とてもおいしかったです。自由に飲むことができました。
お酒をこの水で水割りにするとめちゃくちゃおいしいそうです。




マトリョミンを持たせてもらいました。
思っていたより、軽いです。不思議な楽器です。



すぐによこで簡単な曲をひいてもらいました。
音階を出すのは、大変そうです。欲しいな〜。

バスで出坑

4時間があっというまでした。
バスで神岡鉱山を出ます。
バスの中で子供だけじゃんけんで鉱山の石がもらえました。
神岡鉱山の職員の方からも娘が鉱山の石をもらいました。

神岡鉄道に乗ってツアー終了

バスで神岡鉱山を出て、漆山駅に向かいます。
神岡鉄道は、来年2006年の12月1日で廃線が決まっているそうです。
記念にぱちり。

ツアー終了

奥飛騨温泉口駅に到着。
ヘルメットを返却して、楽しかったジオスペースアドベンチャー
終了です。
駅についたのは、夕方6時過ぎでした。
2時から6時まで4時間も小学2年生の娘が歩き通せるか、
とても心配でしたが、大丈夫でした。
とっても楽しかったそうです。


参加してから1ヶ月以上たって記憶があいまいなために、
zaikabouさんのレポートを参考にさせていただきました。
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050716
ありがとうございます。
他の方のレポートも見ると、スタッフの方や参加したツアーによって、
ちょっと説明などは話の内容が違うようですね。
毎年、イベントの内容も違うそうです。
またぜひ来年も参加しようと思います。
レポートは、終了です。

毎日の目標

  • 毎朝そうじきをかける        ×
  • 間食は一日一回少量にする(昨日)  ○
  • 2リットル以上水分を取る(昨日)  ×
  • 1週間に1度以上プールへ行く    ×
  • 朝4時から7時の間に起きる     ○  早起き掲示板のおみくじは大吉。


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