日本語の本:空中ブランコを読みました。

空中ブランコ

空中ブランコ

図書館で予約していてやっと順番が来ました。
前作「イン・ザ・プール」の続編です。
太っていて、色白で、おたくで、
くいしんぼう、子供っぽくて注射好きのマザコン精神科医
伊良部先生がまたまた大活躍です。
短編集ですが、どの話もおもしろくて
あっというまに読んでしまいました。
テレビドラマで内容を知っていた話もありましたが、
設定がドラマとは違っていて小説なりのおもしろさが
ちゃんと味わえました。
「義父のヅラ」は、もうおかしくてたまらなかったです。
最後の「女流作家」は、本当に感動しました。
文章を書いたり、何か作ったりしている人はたぶん共感すると
思います。
いい作品が必ずしもヒットしないことは、
私もいつもいつも感じています。
このシリーズ、本当におもしろいです。