日本語の本:負け犬の遠吠え

負け犬の遠吠え

負け犬の遠吠え

昨年の6月に図書館に予約して、やっと回ってきました。


「人間を勝ち負けで二分することは本当は不可能である」
「そこを無理矢理にでもわけてしまうと単純におもしろい」
ということを承知の上で書いているだけあって、
非常にするどく、おもしろいです。
私はこの本で分類されると
「勝ち犬」(結婚している)になるわけですが、
30代の後半を迎えていると思われる著者の考察に、
うなずくところが多々ありました。
自分の考えを迷いながらもまっすぐ口にする潔さに
感動しました。
巻末に
「負け犬にならないための10カ条」
「負け犬になってしまってからの10カ条」があり、
ユーモアセンスも抜群です。