あき@みらくるの映画日記今年95本目「ハウルの動く城」

ハウルの動く城(2004/日本アニメ)★★★★☆(星4つ)
監督:宮崎駿
声の出演:倍賞千恵子木村拓哉美輪明宏
119分
公式サイト
http://www.howl-movie.com/


(ちょっとネタバレかもしれません。余計な情報なしに映画を見たい方は、
読まずに飛ばしてくださいね。)


小学3年生の娘と見に行きました。
ハウルを見るために、百人を越える人が並んでいてびっくり!
シネコンの大きな劇場2つで、同時に上映していたのですが、
超満員でした。
内容は、boy meets girlのお話でした。
ソフィーとハウル恋物語です。
「呪いをかけられて90才の老婆にされてしまったソフィーを元に戻す」
ということが話の本筋だと思ってみていると肩すかしをくらいます。
千と千尋」のような「両親を元に戻して自分の世界に帰る」などという
わかりやすいストーリー展開がないためにとまどう人もいるかも。
ソフィーは、他の宮崎アニメに出てくるようなすばらしい女性でした。
すべてを受け入れてしまいます。
自分が90才の老婆になってしまったこと、
敵対している魔女のおつきの犬、
そして自分に呪いをかけた魔女までも。
そのすべてを受け入れる心の広さと暖かさには圧倒されました。
宮崎さんのアニメは細かいところをセリフで説明しないので、
疑問は少し残りました。

  • どうしてソフィーにかけられたのろいが不安定なのか。
  • どういう理由で戦争が始まったのか。

などです。
しかし、ハウルはとてもかっこよくて、さまざまな魔法が楽しかったです。
あの扉でいろいろなところへ行ってみたいです。
まわりのキャラクターもとても生き生きとしていてよかったです。
私は楽しめましたが、見る人によって賛否両論の作品かもしれません。